『世界の超富裕層がしている「最初の1億円」の作り方』感想|23歳が読んで考えたこと

「世界の超富裕層」、「最初の1億円」というインパクトのあるタイトルを見て、どんな本だろうと気になり手に取ってみました。

「最初」という言葉が入っていることで、単純に「どうやって1億円を作るのか」だけではなく、そこに至るまでに最初に何をすればいいのかを教えてくれる本なのかなと思ったからです。

この記事では、『世界の超富裕層がしている「最初の1億円」の作り方』を23歳の会社員が読んで感じたことや、特に印象に残った部分を紹介します。

『世界の超富裕層がしている「最初の1億円」の作り方』はどんな本?

『世界の超富裕層がしている「最初の1億円」の作り方』は、小原正徳さんによる資産形成・お金の作り方について書かれた本です。

本書では、著者自身の経験をもとに、資産を増やしていくための考え方を「5速ギア」に分けて紹介しています。

本の基本情報

項目内容
タイトル世界の超富裕層がしている「最初の1億円」の作り方
著者小原正徳
発売日2026/05/29
価格2,200円(税込)
ページ数352ページ
ISBN9784046077820

「NISAで積立投資をしていれば大丈夫」ではない?

本書を読み始めて、いきなり印象に残った部分がありました。

本書では、積立投資をしている人に対して、かなり強い問題提起をしています。

正直、最初に読んだときは、

「そんなわけないでしょ」

と思いました。

自分自身、NISAで長期・積立投資をしていけば、時間はかかっても資産を増やしていけると考えていたからです。

もちろん、本書も積立投資そのものを否定しているわけではありません。

ただ、

「毎月3万円、5万円を積み立てて、20年後・30年後に本当に自分が満足できるのか?」

という視点を持たせてくれます。

これは、自分にとっても考えさせられる部分でした。

NISAのシミュレーションを見て「かなりいい」と思った

本書では、30歳の会社員が毎月5万円をNISAでインデックスファンドに積み立て、年率5%で30年間運用した場合のシミュレーションが紹介されています。

毎月5万円を30年間積み立てると、元本は1,800万円。

そこに複利の効果が加わることで、資産は4,000万円程度になるという内容です。

これを見たときは、

「かなりいいじゃん」

と思っていました。

NISAで長期・積立投資をすること自体には、十分な魅力があると感じたからです。

ただ、本書ではそこからさらに「罠」があるとして話が進んでいきます。

「インフレ」の話で少し不安になった

本書で紹介される「罠」の1つがインフレです。

例えば、今の4,000万円と、20年後・30年後の4,000万円では、同じ金額でも買えるものが変わっている可能性があります。

本書では、老後に必要になる生活費などを具体的な数字に置き換えながら、

「NISAで4,000万円になれば、それだけで安心と言えるのか?」

という問題を考えさせます。

ここは、自分も少し考えました。

NISAで資産を増やすことは大切。

でも、

「資産を増やせば、それだけで人生が安心になる」

とは限らないのかもしれません。

投資だけではなく、収入や支出、働き方なども含めて考える必要があるのだと思いました。

本書の「5速ギア」が面白い

本書では、お金を増やしていく段階を「5速ギア」として説明しています。

ざっくり分けると、

  1. 1速:労働の基盤を作る
  2. 2速:自分の価値をお金に変える
  3. 3速:収益を仕組み化する
  4. 4速:人脈を活用する
  5. 5速:資本を自己増殖させる

という流れです。

自分はまだ1速の途中くらいなので、2速以降の話はかなり遠く感じました。

ただ、だからこそ「こんな考え方があるんだ」と勉強になりました。

1速「労働の基盤」で感じたこと

1速では、資産を増やしていくための土台として、

  • 種銭
  • 社会的信用
  • 自己有能感

といったものが紹介されています。

種銭はやっぱり必要

これはかなり納得しました。

投資をするにしても、副業をするにしても、最初に使えるお金がまったくない状態では選択肢が限られます。

自分もNISAをやるなら、まず生活に必要なお金を確保したうえで、余裕資金を投資に回すことが大切だと考えています。

「自分で1円を稼いだ経験」が印象的

もう1つ印象に残ったのが、自分の会社の給料以外でお金を稼ぐ経験です。

自分も以前、Uber Eatsをやったことがあります。

実際にお金を稼ぐことはできましたが、自転車での配達だったこともあり、時間や労力を考えると「思ったより大変だな」と感じました。

それでも、自分の力で会社以外からお金を得られたことは、普通にうれしかったです。

本書を読んで、

「会社から給料をもらう以外に、自分でお金を生み出す経験も大切なんだな」

と改めて思いました。

2速「価値をお金に変える」は難しそう

2速では、自分の経験や知識などを「価値」に変えて、それをお金にする考え方が紹介されています。

ここでは、不動産などを例にした「物の価値を変える方法」と、自分の経験や知識をコンテンツなどにして販売する方法が出てきます。

不動産の話を読んだときは、

「いや、これ初心者にはかなり難しくない?」

と思いました。

安い物件を見つけて、そこに価値を加えて利益を出す。

言葉にするとシンプルですが、そもそも「市場価格より安い物件を見抜く目」が必要です。

さらに、大きな金額を動かす勇気も必要になります。

一方で、自分の経験や知識をコンテンツなどにする方法は、不動産よりも身近に感じました。

もちろん、こちらも簡単に稼げるという意味ではありません。

でも、自分がこれまで経験してきたことを誰かに伝えることなら、少しずつ挑戦できそうだと思いました。

3速「仕組み化」は、今の自分にはかなり遠い

3速では、自分が働き続けなくても収益が生まれるように「仕組み化」する考え方が出てきます。

人を雇ったり、仕事を外注したり、作業をマニュアル化したりすることで、自分1人の労働時間に依存しない仕組みを作っていくという考え方です。

ここは正直、

「自分にはまだ早いな」

と思いました。

人を雇えば人件費もかかります。

仕事を教える時間も必要です。

自分自身の仕事や生活もあるので、そこまでできる余裕があるのかも分かりません。

ただ、

「収入が自分の労働時間に制限される」

という考え方は印象に残りました。

もし病気やケガなどで働けなくなったら、労働収入は止まってしまいます。

そう考えると、少しずつでも「自分が働く以外の収入源」を作っていく考え方は大切なのかもしれません。

4速「人脈」は自分にはハードルが高い

4速では、人とのつながりから大きなビジネスチャンスが生まれるという話が出てきます。

著者自身も、もともとは人付き合いが得意なタイプではなかったという話があり、

「そこからどうやって人脈を広げたんだろう?」

と気になりました。

本書では、相手の話を聞いたり、相手が話したいことを引き出したり、自分の専門知識を惜しみなく提供したりすることなどが紹介されています。

ただ、自分の場合、

「そもそも自分に人へ提供できる専門知識があるのかな?」

と思いました。

1速や2速、3速を経験していく中で、自分なりの知識や経験が積み上がれば、少しずつ変わってくるのかもしれません。

5速「資本の自己増殖」は想像できなかった

5速になると、資産そのものがさらに資産を生み出していく段階です。

正直、ここまで来ると自分にはあまり想像できませんでした。

「ここまで資産が増えたら、お金のことで悩むこともかなり減るんだろうな……」

というくらいです(笑)。

ただ、1速から順番に考えていくと、

いきなり5速を目指すのではなく、まず自分が今どの段階にいるのかを考えることが大切

なのだと思いました。

一番自分に刺さったのは「ノウハウコレクター地獄」

5速ギアの話以上に、自分に刺さったのが「完璧な副業を探し続ける」ことへの注意です。

これはかなり心当たりがあります。

自分は何かを始める前に、

「本当にこれでいいのか?」

「もっと良い方法があるんじゃないか?」

「あとで後悔したくない」

と考えて、調べ続けてしまうことがあります。

調べている間は安心するのですが、情報を集めすぎると疲れてしまい、結局スタートするまでに時間がかかります。

さらに、新しいことを始めようとすると、

「まずは勉強しないと」

となって、また調べ始めてしまいます。

本書に出てくる、

「60点のスタートダッシュ思考」

という考え方は、自分にかなり響きました。

完璧な準備をしてから始めるのではなく、ある程度のところで実際に動いてみる。

これは今後、副業やブログを続けていくうえでも意識したいと思いました。

「自分は凡人だと知る勇気」も印象に残った

2速の話では、「自分だけで全部やろうとすること」への注意も出てきます。

自分はまだ2速まで到達していないので、今のところは大きな問題にはなっていません。

ただ、もともと自分は「自分は普通の人間だ」と考えることが多いので、

「自分は何でもできる」と思い込まず、できないことは人に任せる

という考え方は覚えておきたいと思いました。

この本を読んで、自分が考えたこと

本書を読んで、一番考えたのは、

「投資だけではなく、そもそも投資に回せるお金をどう増やすのか?」

ということです。

これまでの自分は、NISAで長期・積立投資をしていけば資産形成はできる、と考えていました。

その考え自体は今でも変わっていません。

ただ、本書を読んで、

  • 収入を増やす
  • 支出を見直す
  • 副業などで会社以外の収入を作る
  • 投資で資産を増やす

というように、投資だけではなく「投資する前のお金をどう作るか」も大切だと感じました。

今の自分は、いきなり不動産投資をしたり、人を雇って事業をしたりする段階ではありません。

まずは、自分の収入を増やす方法を考えながら、ブログなど自分でできることを少しずつ続けていきたいと思います。

『世界の超富裕層がしている「最初の1億円」の作り方』の良かったところ

1. 投資以外のお金の増やし方を考えられる

NISAやインデックス投資だけではなく、

「そもそも収入をどう増やすのか」

「自分の経験をどう価値に変えるのか」

という視点を持てたのが良かったです。

2. 5速ギアで段階的に考えられる

「1億円を作る」と聞くと、あまりにも大きな金額に感じます。

しかし、5つの段階に分けて考えることで、

「自分は今どこにいるんだろう?」

と考えやすくなりました。

3. 自分の「調べすぎる癖」に気づけた

個人的には、ここが一番大きかったです。

「もっと調べてから始めよう」と考えるより、

まず60点くらいで始めて、やりながら改善する。

この考え方は、これからも意識したいと思います。

『世界の超富裕層がしている「最初の1億円」の作り方』の気になったところ

一方で、読んでいて「これは自分には難しいな」と感じる部分もありました。

特に2速以降の内容は、すでに事業をしている人や、ある程度の経験・資金がある人向けに感じる部分があります。

また、「自分の価値をお金に変える」と言っても、その価値を見つけたり、実際に商品やサービスとして販売したりするのは簡単ではありません。

本書を読んだからといって、すぐに1億円を作れるわけではありません。

自分の場合は、本書を「1億円を作るための答え」というより、お金の増やし方を考えるための視点を増やす本として読むのが合っていると感じました。

こんな人におすすめ

  • NISAや投資以外のお金の増やし方も考えたい人
  • 副業を始めたい人
  • 会社の給料だけに頼ることに不安を感じている人
  • 資産を増やすための考え方を広げたい人
  • 自分が今どの段階にいるのか考えたい人

こんな人にはおすすめしにくい

  • NISAや投資の具体的なやり方だけを知りたい人
  • すぐに稼げる副業を探している人
  • 「この方法をやれば1億円作れる」という具体的な手順だけを求めている人

総合評価

★3.5/ 5

まとめ

『世界の超富裕層がしている「最初の1億円」の作り方』を読んで、投資だけではなく、「そもそも投資に回すお金をどう作るのか」について考えるきっかけになりました。

特に印象に残ったのは、「5速ギア」という考え方と、完璧な副業を探し続けてしまう「ノウハウコレクター地獄」です。

自分自身、何かを始める前に調べすぎてしまうことがあります。

だからこそ、これからは完璧な準備を待つのではなく、

「まず60点で始めて、やりながら改善する」

ことを意識したいと思います。

いきなり1億円を目指すのではなく、まずは自分が今いる「1速」の土台を作る。

そして、少しずつ次のギアへ進んでいく。

この本を読んで、そんなことを考えました。

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